
こんばんはZisです。自分は2018年から金融機関で勤務しており、2018年の後半からは暗号資産を専門に扱っている専門家です。
そんな自分が2021年に執筆した記事が今回の記事です。
※この記事は2021年にzisによって書かれた記事のため、2023年の現在と内容が合わない箇所もございます。
暗号資産とブロックチェーンの未来
目次
■インターネットの歴史と暗号資産の共通性
暗号資産では現在多くの企業が独自でプライベートチェーンを構築しエコシステムを作ろうとしているが(Line、Bitflyer Miyabi、Zaif mijin)、それらの試みのほとんどは長期的には失敗し機能しないことが予想される。
インターネットの初期に大企業がイントラネットを作成したが、それらのプロトコルは失敗しパブリックなプロトコルである現在のインターネットプロトコルTCP/IPに統一され。
これと同じ動きが暗号資産交換業においても繰り返されることが予想される。
台帳がいくつにもわかれていれば台帳間の移動が発生しそこにコストが発生し非効率的。
IotやAIのデータは分散的ではあるが、統一されたプロトコルの上に保存されることが好ましいと考えます。
またドットコムバブルの崩壊にも同じような共通点がある、ドットコムと名前がつけば株価が上がるほどのバブルが発生した。
暗号資産でもなんらユーティリティーを持たない通貨がPomp Dump、Tetherによる相場操縦で詐欺的に上げ下げされ顧客の射幸心を背景に売買され取引所は利益を上げている。
ドットコムバブルでは社会に対してなんら有用なサービスを提供しない企業は淘汰されました、同じように暗号資産でも真に社会に対し価値のあるサービスを提供しない暗号資産は淘汰されると考えられます。
(現在日本に上場している通貨はほとんどがなくなる。現在ほとんどすべての暗号資産は投機以外で価値のあるユーティリティーを提供していない。)
現在何千もある暗号資産のほとんどは役に立たない。(ここでは独自ブロックチェーンのことを指しており、ブロックチェーンの上に造られたユーティリティートークンのことではない。)
ユーティリティートークンはユーティリティーの為価値があり存続可能と考えます。
■統一プロトコル
インターネットプロトコルに替わるBitcoin protocol(BSV)
Bitcoin(BSV)は単なる通貨ではありません。Bitcoinとは次のインターネットプロトコルです。(Metanetプロジェクト)
Metanetではハッキングができない(非改ざん性)、マイクロペイメント(世界何億人が使用できるインターネット上のマイクロペイメントシステムは現在存在しない。)、インターネットにマネーが統合される、AI・Iot等人間のお金だけではなく機械がマネーを使い始める.
全ての送金や情報が統一的な台帳で管理され監査できるようになり、エンロンのような二重帳簿はできなくなる。
円ドルユーロ・株式・債券・不動産全てが統一台帳(Blockchain)で管理される、世界の資産のすべてが記録されるようになり、ロジスティクスも全て記録される。
Bitcoin(BSV)(Blockchain)とは第四次産業革命の技術的基盤です。
■サトシ・ナカモトの正体
暗号資産のメディアはほとんど報じていないが(特に日本)現在フロリダで裁判が行われている7兆円ものBitcoinをめぐる裁判であり数百億円もの裁判費用をかけておこなわれている。
裁判の結果次第では大きく業界を揺るがす事案にもかかわらず、ほとんどの暗号通貨メディアはおそらく意図的に正確に報道していません。
注目すべきは原告も被告もどちらもCraig Wrightがサトシであることを前提にしていることです。
Craig Wrightはオーストラリアのコンピューターサイエンティストであり、いくつもの博士号と何百件のブロックチェーン関連の特許を保持している。
高機能アスペルガー症候群、失顔症の持ち主。nChainというイギリスの会社で百名近くの博士号保持者たちとBitcoin(BSV=BitcoinSV)の開発研究を行っている。
一般的にSatoshi Nakamotoは謎とされているが、Craig Wright=Satoshi Nakamotoです。そしてCraig Wrightが開発しているプロトコルがBSV(BitcoinSV)です。
裁判の内容によってはBTCを偽物と知りながら売りさばいたCoinbase等は大きな訴訟リスクを抱えることとなる。
■BitcoinSVエコシステム
350の会社、265のアプリケーション、1500人のディベロッパーが日々Bitcoinの開発を行っている。Tx手数料は0.06円でありBTCやETHの何千分の一。
BitcoinSVの上では天気が保存されたり、ワクチン記録が保存されたり(アメリカの州に承認済み)、FXプラットフォームができたり、ゲームが構築されそのなかで使用できるアイテムがNFTとしてBSVチェーン上で作られたりしている。
MetaverseもBSVの上でこそ意味を持つと考えられますし、何百ものアプリケーションが今BitcoinSVの上で構築され始めており、これからも無限のスケーリングによって様々なアプリケーションが構築され続けられることが予想されています。
英領TuvaluではBSVを国家台帳として使用し、Tuvaluの法定通貨であるオーストラリアドルをBSVチェーンの上で運用するプロジェクトが進んでいます。
英領Tuvalu project
BitcoinSVサイト
■スケーリングに関して
BitcoinSVのブロックサイズに上限はありません、毎年大きくなり、いずれ世界のほとんどすべてがBitcoinSVの上で記録されるようになり、Amazon awsやMicrosoft azureはBitcoinSVにとってかわられるか、BitcoinSVの上で構築されるようになると思われます。
SaaS(Software as a service)はいずれBaas(Blockchain as a service)となります。

TPS(Transaction Per Second、一秒あたりに処理できるTxの数)
〇スケーリングから生じる諸問題
BTCとETHはブロックサイズが小さくTxを処理する力がない為、Tx手数料が高騰してしまう。またETHはアカウントベースの為Txを並列的に処理することができない。
Layer2でのスケーリングはエコシステムの中心であるマイナーの力を奪います。
またUTXO(Unspent Transaction Output)のスケーリングに関する特許はCraig Wrightが握っているため、他のブロックチェーンは法的にも技術的にもスケーリングをすることができません。
アメリカSEC委員長はETHは未登録な証券だと発言しており、POS系通貨は証券に該当する可能性が高いです。)ETHやaltコインはBitcoinがスマートコントラクトを使用できず、チューリング完全ではないという誤謬から生まれたものであり、Bitcoin(BSV)が真に普及した場合、それらのアルトコインは不要となります。
実際のスケーリングに成功したチェーンは現在自分が確認している中ではSolanaとBitcoinSVのみに見えます。(どのプロジェクトも自称ではスケーリングしたと主張するが実際に大量のTXができると送金詰まりをおこしたりしている)しかしsolanaのスケーリングはBSVとはことなり、スケーリングの上限があります。
〇ソラナスケーリングの限界
〇カナダで5番目に大きい公認会計士事務所であるMNPはBSVがオリジナルのBitcoinであるとの報告書を発表しています。
MNP
MNPレポート


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